2025年09月12日

結核は、結核菌が体の中に入ることによって引き起こされる感染症です。
現代でも日本で年間約1万人以上の患者が発生しています。北区では令和5年に56人の方が新たに発病しています。北区の結核り患率(※)は15.6で、全国平均8.1や、東京都平均8.4よりも高いです。
※結核り患率とは、1年間に発症した患者数を人口10万対であらわしたものです。

子どもは症状が現れにくく、全身に及ぶ重篤な結核につながりやすいため、注意が必要です。結核を予防するために生後5~8か月の間にBCGの予防接種を受けましょう。

◆結核ってどんな病気?
・結核は結核患者の咳やくしゃみのしぶきに含まれる結核菌を吸い込むことで感染します。(空気感染)
・症状として、2週間以上続く咳、痰、発熱・微熱、体がだるい、食欲がないことなどがあげられます。初期症状は風邪と似ていますが、症状が目立たない場合もあります。
・医師に指示された期間(多くは6~9か月)薬を飲み続ければ、周囲への感染も防げます。

◆普段から気を付けることは?
・咳や痰など風邪症状が長引いていると感じたら、医療機関へ事前に連絡の上、早めに受診しましょう。
・職場や学校の定期健診、区で実施している後期高齢者健康診査等を利用し、年1回は胸部X線検査を受けましょう。

詳しくは北区HPをご覧ください。↓
>>詳細はこちら